「宝石はファッションとして楽しむもの「特別なシーンで身に着けるもの」と考えている方も多いのではないでしょうか?
実は、宝石の色は私たちの心に深く影響を与え、癒しや元気を与えてくれる力があるのです。
この記事では、宝石学と色彩心理学の視点から、宝石の色がもたらす心理効果を詳しく解説します。
宝石の力を借りて、もっと心地よい毎日を送りませんか?
宝石の色が持つ不思議な力:宝石学と色彩心理学と視点から
私はイギリスで宝石学を学んだあと、ふとした興味からカラーセラピーのコースも受講しました。
その結果気が付いたのは、宝石の色が私たちの心に与える影響は、色彩心理学と宝石学いう二つの視点から深く理解できるということです。
色彩心理学は、色が人間の感情や行動にどの影響を与えるかを研究する学問です。
一方で宝石学は、主に宝石の科学的特性や光学的特性を学びます。
まず最初に習ったのは、宝石の色は光の吸収と反射によって認識されるということ。宝石が特定の波長の光を吸収し、残りの波長を反射することで、私たちはその宝石の色を知覚するのです。
宝石から反射される光が私たちの視覚を通じて脳に伝わり、「色」として感情や心理状態に影響を与えていると考えられるのです。
宝石の色がもたらす心理効果
みなさんは「宝石」と聞いて、どのような色を思い浮かべますか?
ルビーの赤色、サファイアの青色、エメラルドの緑色、シトリンの黄色など......宝石は本当に色の種類が豊富ですよね。
こちらでは代表的な宝石の色と、それらがもたらす心理効果について説明していきます。
赤色の宝石:情熱と勇気を与えてくれる
赤色は「情熱」「活力」「勇気」をイメージします。ルビーやガーネット、スピネルなどが代表的です。
- 赤色はアドレナリンの分泌を促し、心拍数を上げ、エネルギーを高める効果があると言われています。
- 積極的な気持ちになりたい時や、目標に向かって頑張りたい時に身に着けると、勇気づけられるでしょう。
- 赤色は自信を高め、リーダーシップを発揮するのをサポートするとも言われています。
青色の宝石:冷静さと安らぎをもたらす
青色は「冷静」「平和」「調和」を象徴します。ブルーサファイアやアクアマリン、タンザナイト、ターコイズなどが代表的です。
- 青色は気持ちを落ち着かせて、リラックス効果を高める効果があると言われています。
- ストレスを感じたり心を落ち着かせたい時に身に着けると、穏やかな気持ちになれるでしょう。
- 青色は集中力を高め、創造性を刺激するとも言われています。
緑色の宝石:癒しと調和をもたらす
緑色は「癒し」「成長」「調和」を象徴します。エメラルドやペリドット、翡翠などが代表的です。
- 緑色は自然を思い起こさせ、心身のバランスを整える効果があると言われています。
- 疲れている時やストレスを感じている時に身に着けると、心が安らぐでしょう。
- 緑色は人間関係を円滑にし、協調性を高めるとも言われています。
黄色の宝石:希望と幸福感をもたらす
黄色は「希望」「幸福」「知性」を象徴します。シトリンやイエローサファイア、イエロートパーズなどが代表的です。
- 黄色は活発な気持ちになり、明るくポジティブになれる効果があると言われています。
- 落ち込んでいる時、元気を出したい時に身に着けると、前向きな気持ちになれるでしょう。
- 黄色は知的好奇心を刺激し、学習意欲を高めるとも言われています。
ピンク色の宝石:愛と優しさ、美を引き出す
ピンク色は心を穏やかにし、愛情ホルモンの分泌を促すと言われています。 傷ついた心を癒し、優しさと思いやりに満ちた気持ちになれるでしょう。自己肯定感を高めるを高める効果も期待されます。 ピンク色は美意識を高め、内面に秘めた輝きを引き出すとも言われています。
紫色の宝石:精神性と癒し、直観力を高める
紫 紫色は「精神性」「癒し」「直観力」を象徴します。アメジストやアイオライトが代表的です。
紫色は精神的な安定をもたらし、ストレスを軽減する効果があると言われています。 不安や緊張を感じている時、精神的な成長を促したい時に身に着けると、落ち着きと安らぎを得られるとされます。 紫色は直観力を高め、創造性を刺激するとも言われています。
白色の宝石:純粋さと浄化、新たな始まりをもたらす
白色は「純粋」「浄化」「新たな始まり」を象徴します。ダイヤモンドやパール、ムーンストーンなどが代表的です。
- 白色は心身を浄化し、ネガティブなエネルギーを払い除く効果があると言われています。
- 過去を清算して新しいスタートを切りたい時や、心機一転したい時などに身につけると、清らかな気持ちになれるでしょう。
- 白色は潜在能力を引き出し、持ち主の魅力を最大限に輝かせると言われています。
黒色の宝石:魔除けと保護、自己確立を助ける
- 黒色はネガティブなエネルギーを吸収し、持ち主を外部からの悪影響から守ると言われています。
- 困難な状況に立ち向かう時、他社からの影響を受けず、自分の意思を貫きたい時に身につけると、自身と勇気が湧いてくるでしょう。
- 黒色は集中力を高め、目標達成をサポートするとも言われています。
宝石の色を選ぶ際のポイント
宝石は色のバリエーションが豊富で、視覚的にも楽しめるのが特徴的です。
「赤色の宝石」といっても、ルビーやガーネット、スピネルなど、いくつかの種類がありますよね。
サファイアやトルマリン、トパーズなどはさまざまな色があり、コレクションする楽しみもあります。
色彩心理学をもとに宝石の色を選びたいけれど、どの宝石にしようか迷ってしまう……。
そう思う方も多いのではないでしょうか?
宝石の色を選ぶ際には色彩心理学的な効果に加え、自分の直感やインスピレーションで選ぶことも大切です。
迷った時には次のことを参考にして、自分に合った特別な宝石を見つけるようにしましょう。
- その時の気分に誠実になり、直感で良いなと思う宝石を選ぶ。
- 将来の憧れやなりたいイメージに合う色の宝石を選ぶ。
- 誕生石や星座石など、自分と縁のある宝石。
- 宝石は、身に着けることで、その色の持つ力を借りることができます。
最後に
宝石の色は、私たちの心に様々な影響を与え、癒しや元気を与えてくれます。色彩心理学と宝石学を参考に、あなたの心に響く色の宝石を選んでみてください。
宝石の力を借りて、もっと豊かな毎日を送れたら素敵ですよね。
今日からあなたも、宝石の色彩心理学を生活に取り入れて、より輝かしい日々を送りましょう♪
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