キャサリン皇太子妃が、昨年がんの化学療法を受けた病院を単独で公式訪問しました。
皇太子はワインレッドのタートルネックセーターとスカートを着用し、耳には「カルティエ」のトリニティ・フープイヤリングを初めて着けていました。
「トリニティ」コレクションは愛情・友情・忠誠を意味するといわれ、故ダイアナ妃もトリニティ・リングを愛用していました。
画像出展元:The Royal Marsden Cancer Charity/Instagram
昨年にがん治療を受けた病院を公式訪問
「ロイヤル・マースデン・ホスピタル」で患者と交流するキャサリン皇太子妃。
出展元:Prince & Princess of Wales/Instagram
キャサリン皇太子妃が14日(現地時間)に、ロンドンのサウス・ケンジントン地区にある「ロイヤル・マースデン・ホスピタル」を公式訪問しました。
皇太子妃は昨年3月にがんと闘病中であることを公表しましたが、化学療法を受けたのはこの病院でした。
故ダイアナ妃は「ロイヤル・マースデン・ホスピタル」のパトロンを務めており、2007年からはウィリアム皇太子がその役職を引き継いでいます。
この日キャサリン皇太子妃は同院を支援するため、夫と共に共同パトロンに就任することを発表しました。
バーガンディ色のコートと「カルティエ」のイヤリングを着用
バーガンディ色のコートを着用して病院に到着。
出展元:The Royal Marsden Cancer Charity/Instagram
病院に到着したキャサリン皇太子妃は、ワインレッドのタートルネックセーターとロングスカートに、バーガンディ色のロングコートを合わせていました。
そして両耳に着けていたのは、「カルティエ」のアイコンとして知られる「トリニティ」コレクションのフープイヤリング(ピアス)です。
「トリニティ」コレクションに込められた特別な意味
昨年誕生100周年を迎えたトリニティ・リング。
出展元:Cartier Official
現在は「カルティエ」の象徴となったトリニティ・リングは1924年に発表され、昨年で100周年を迎えました。
「トリニティ」は、現在・過去・未来で成り立つ「時」といった、キリスト教で「三位一体」という意味を持つもの。
トリニティ・リングは、18kのイエローゴールド(忠誠)、ホワイトゴールド(友情)、ローズゴールド(愛情)の指輪が絡み合うデザインです。
「カルティエ」の3連リングは愛を象徴する指輪として知られるようになり、詩人ジャン・コクトーや俳優アラン・ドロン、女優ロミー・シュナイダーや、モナコ公妃となった女優グレース・ケリーなど、多くの著名人やセレブに愛されました。
年齢や性別を問わないデザインであることから多くの人々を魅了し、のちにネックレスやブレスレット、イヤリングも発表されました。
故ダイアナ妃も愛したトリニティ・コレクション
今回、キャサリン皇太子妃が初めて着用したというトリニティ・フープイヤリング。
出展元:Cartier Official
キャサリン皇太子妃はトリニティ・コレクションを愛用することで知られており、2012年にはダイヤモンドを配したネックレスを、2016年にはダイヤモンドを配した大きなフープイヤリングを、2017年には小さなトリニティ・イヤリングとネックレスを着用して、王室公務をする姿が目撃されています。
そして今回、キャサリン皇太子妃が身に着けたトリニティのフープイヤリングは、イエローゴールドとホワイトゴールド、ピンクゴールドの小さなフープを3連で絡めたデザインです。
これまでに皇太子妃が身に着けたトリニティ・イヤリングとは異なるもので、彼女が着用する姿が目撃されたのは、今回が初めてとなりました。
ダイアナ妃もトリニティ・コレクションがお気に入りだったようで、小指にトリニティ・リングを着けた写真が残されています。
キャサリン皇太子妃がトリニティ・フープイヤリングを選んだ理由は?
患者と会話して感極まった様子のキャサリン皇太子妃。
出展元:Prince & Princess of Wales/X
キャサリン皇太子妃は、かつて同院のパトロンだったダイアナ妃の役目を引き継ぐ決意をしたことから、義理の母親に敬意を配して、トリニティ・フープイヤリングを着けたとも考えられます。
また、困難な一年を過ごした皇太子妃にとって、「トリニティ」に込められたメッセージには、深い意味を感じているのかもしれませんね。
同日にケンジントン宮殿の公式SNSは、キャサリン皇太子妃が病院を訪問する写真を公開するとともに、皇太子妃のがんが寛解したことを報告しました。
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