リングやネックレス、ピアスやブレスレット.など、ハート型はあらゆるジュエリーのデザインのモチーフとして取り入られています。
ハートマークはいつ頃から使用され、どのような歴史があるのでしょうか。
こちらでは、ハートモチーフの意味や起源、由来についてのお話をお伝えしていきます。
ハートモチーフは植物の種が起源
ハートマークの起源は、紀元前の古代ギリシャ時代にまで遡ります。
紀元前7世紀頃、古代ギリシャ人が北アフリカに「キュレネ」という領土を建設しました。
当時キュレネで採れたのが「シルフィウム」という、ジャイアントフェネルに属する植物でした。
現在は絶滅した植物シルフィウムですが、その種はハートに似た形をしていたそうです。
そのため、この種の形がハートマークの起源である、という説が多く語られています。
キュレネの人々はシルフィウムを輸出し、古代ギリシャ人やローマ人は、これらをスパイスや薬、避妊薬として使用していたといいます。
この頃の銀貨にはシルフィウムの種のハート型が彫刻されており、当時の詩や書物にも登場しています。
そのため、この種の形がハートマークの起源である、という説が多く語られています。
キュレネの人々はシルフィウムを輸出し、古代ギリシャ人やローマ人は、これらをスパイスや薬、避妊薬として使用していたといいます。
この頃の銀貨にはシルフィウムの種のハート型が彫刻されており、当時の詩や書物にも登場しています。
ハートは心臓を意味する
最初にハート型が用いられたことが歴史上で残されているのは、1250年代に書かれたフランスのラブストーリー『Roman de la poire(梨のロマンス)』中のイラストです。
イラストでは、大文字「S」の中に描かれた人物が、女性に向けて心臓のようなものを捧げています。
イラストでは、大文字「S」の中に描かれた人物が、女性に向けて心臓のようなものを捧げています。
この人物の心臓部分が腕によって隠されていることから、これはハート(心臓)だろうと分析されているそうです。
ただし、小説のタイトル『梨のロマンス』は、文中にある「少女が歯で剥いた梨を、愛する人とシェアする」という一説から取られたものです。そのため、これは心臓ではなく梨なのでは? という説もあるとか。
このほかにも、ハート型は中世の時代に作られた、という説があります。
古代の哲学者は、「心臓は3つの部屋と真ん中にへこみがあるもの」だと記述しました。
ただし、小説のタイトル『梨のロマンス』は、文中にある「少女が歯で剥いた梨を、愛する人とシェアする」という一説から取られたものです。そのため、これは心臓ではなく梨なのでは? という説もあるとか。
このほかにも、ハート型は中世の時代に作られた、という説があります。
古代の哲学者は、「心臓は3つの部屋と真ん中にへこみがあるもの」だと記述しました。
そして、14世紀にイタリアの物理学者がその記述を絵にしようと試み、文章をそのまま表現して心臓の絵を描いたそうです。そしてこの絵が、ハート型の起源になったと語られています。
古来から、心臓は感情や心と繋がっていると信じられていました。このことから、心臓の絵がハート型となって表現されるようになったといわれています。
古来から、心臓は感情や心と繋がっていると信じられていました。このことから、心臓の絵がハート型となって表現されるようになったといわれています。
中世の絵画で描かれたハート
(1535年頃のドイツのトランプ)
中世の宗教画では、ハートを意味する心臓の絵が描かれるようになります。
1305年の有名な画家ジョット・ディ・ボントーネは、女性がキリストに心臓を捧げる絵を描きました。ジョットが表現したキリストへの愛情と心臓を象徴する宗教画は、後の芸術に多大な影響を与えています。
上記の『梨のロマンス』の絵でも分かるように、初期のハート型は、現在のハートマークを逆さまにした洋梨のような形をしていたそうです。15世紀前半にはこの形がひっくり返り、現在のようなハート型が完成したといいます。
ハート型はトランプにも使用され、バレンタインを象徴するモチーフとして人々に知られるようになりました。
1305年の有名な画家ジョット・ディ・ボントーネは、女性がキリストに心臓を捧げる絵を描きました。ジョットが表現したキリストへの愛情と心臓を象徴する宗教画は、後の芸術に多大な影響を与えています。
上記の『梨のロマンス』の絵でも分かるように、初期のハート型は、現在のハートマークを逆さまにした洋梨のような形をしていたそうです。15世紀前半にはこの形がひっくり返り、現在のようなハート型が完成したといいます。
ハート型はトランプにも使用され、バレンタインを象徴するモチーフとして人々に知られるようになりました。
ハートモチーフの意味
古来から形が変わってきたものの、ハートマークに込められた愛の意味は、現代も同じです。
ハートは愛情や喜びといった感情と繋がる、心臓を表したもの。
英語では心臓そのものを『ハート』と呼んでいます。古来から、ハートマークは「永遠の愛情」や「幸福」といった思いや願いを込めた形とされてきました。
中世のヨーロッパでは、愛を伝えるハートモチーフのジュエリーが大流行しました。
その中でも、代表的なものがアイルランドの伝統的な指輪「クラダ・リング」です。ハートを両手で支える形で作られた指輪であるクラダ・リングは、「愛」「誠実」「友情」などを象徴するジュエリーとして愛されてきました。
「王冠を賭けた恋」として知られるイギリスのエドワード8世は、ウォリス・シンプソン夫人にカルティエ製のハートモチーフのネックレスを贈り、深い愛情を伝えたそうです。
ハートは「愛」「幸福」「心臓」を意味するモチーフとして、愛を表現したり、恋を叶えるシンボルとされてきました。
おすすめのハートモチーフジュエリー
こちらでは、ハートモチーフジュエリーの中から、レビュー数の多い3アイテムを厳選してご紹介しています。
価格は1万円以内ですので、気軽なプレゼントとしてもおススメです♪
《スワロフスキー・ジルコニアのマドンナオープンハート・ネックレス》
価格:8,800円
(2019/12/12 23:54時点) 感想(1883件) |
ダイヤモンドの鑑定基準に基づいた、ピュアブリリアンスカットが施されたスワロフスキー・ジルコニアを配したネックレスです。
カーブを描いたオープンハートに、スワロフスキー・ジルコニアが強く煌めいています。
モチーフ・チェーンはプラチナか18金仕上げの2種類、ジルコニアはクリアーかピンクの2色から選べます。
《18Kイエローゴールドのハートピアス》
価格:2,997円
(2019/12/13 00:02時点) 感想(230件) |
18Kゴールド製の、シンプルなハートシェイプのピアスです。
小ぶりで可愛いハートピアスは、デイリー使いにぴったり。18Kゴールド製なので耐久性に優れ、ずっと長く使用できます。
色は、イエローゴールドとピンクゴールドの2色から選べます。
《ピンクトルマリンのハートリング》
ハートシェイプにカットしたピンクトルマリンと、サイドにキュービックジルコニアを配した愛らしいリングです。
素材はシルバー925のピンクゴールドコーティング。ハートシェイプのモチーフで、ほんのりした可愛らしさでいっぱいのデザインです♪
恋愛のお守りとして、プリンセス気分になれる素敵なリングですね。
価格:4,598円
(2019/12/13 00:08時点) 感想(114件) |
素材はシルバー925のピンクゴールドコーティング。ハートシェイプのモチーフで、ほんのりした可愛らしさでいっぱいのデザインです♪
恋愛のお守りとして、プリンセス気分になれる素敵なリングですね。
まとめ
ハートは英語でも心臓を意味するように、心臓の形が変化していったもの。恋をすると胸がドキドキする、胸がときめく、といった表現があるように、心臓(ハート)と喜びの感情は深い繋がりを持っているのです。
変わらぬ愛の誓いや恋愛成就を象徴するとされる、ハートシェイプ。可愛いハートモチーフは、ジュエリーの定番としてすっかり定着したようです。
ハートモチーフのジュエリーは、着けているだけでなんだか胸がわくわくしてきそうな予感がしますよね。
ハートモチーフのジュエリーは、着けているだけでなんだか胸がわくわくしてきそうな予感がしますよね。
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ティファニーのオープンハート~素材と大きさ別に値段の違いを比較!
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