キャサリン妃のブローチに込められた思い。6つのブローチの意味とは。


キャサリン妃が公務を行う際に、ブローチを着用する姿が多く目撃されています。素敵なブローチはメディアやファッション誌でも話題となり、イギリス国内ではブローチ人気が再燃しているほどです。

キャサリン妃や王族が着けるブローチには、訪れる場所や記念日による意味が込められているのをご存知でしょうか。

今回は、キャサリン妃が着用した素敵なブローチと、それぞれに込められた特別な意味をご紹介していきます。

リメンバランス・ポピーのブローチ


2018年11月にロンドンのロイヤル・アルバートホールで開催された、リメンバランスデー(第一次世界大戦の終結記念日)の式典に参加した際のブローチ。

イギリスでは、リメンバランスデーが近くなると、戦没者を象徴するポピーの紋章を胸に着けるのが習慣となっています。(募金すると手渡されます)

この日キャサリン妃は、3つのポピーの花と茎が付いたブローチを着用していました。

王立海軍のブローチ

ウイリアム王子が長官・提督として従事する、イギリス王立海軍潜水艦隊から贈られたブローチです。

この日エリザベス女王のダイアモンド・ジュビリー(女王即位60周年)記念祝典に参加したキャサリン妃は、アレキサンダー・マックイーンの赤いドレスの上に着用していました。


ロイヤルファミリーの勲章

2018年10月23日、オランダ国王と王妃を招いた晩餐会に参加したキャサリン妃は、昨年エリザベス女王から授与した勲章を着けていました。

英国王室勲章(オーダー)は、英国王室の女性メンバーだけに授与されるもの。君主や国家へ貢献した名誉として、エリザベス女王から授けられました。

勲章の表は、女王のミニチュア肖像をダイヤモンドで取り囲んだデザインです。さらに上部には王冠モチーフが配されています。裏側はゴールドのエナメルに君主のモノグラムが彫刻されたデザインです。


シャムロック・ブローチ

2019年3月17日、アイルランドのセント・パトリックデーの祝祭に参加したキャサリン妃。アイルランドの国花である、シャムロックをモチーフにしたブローチを着用しました。

ゴールドのアイルランド衛兵ブローチは、カルティエが製作したもの。連隊が所有するのを貸し出したもので、以前にクイーンマザーやアン王女も着用したそうです。

この日キャサリン妃は、アイルランドの国色であるグリーンのコート(アレキサンダー・マックイーン)を着用。ゴールドのブローチと共に、大きなシャムロックの葉のブローチも着けていました。


どんぐりの葉のブローチ

2018年12月25日、王室一族が揃って教会のクリスマス・ミサに参列しました。この日キャサリン妃が着用したのは、どんぐりの葉のブローチです。

どんぐりは、キャサリンの実家であるミドルトン家の紋章です。ウイリアム王子とのロイヤルウエディングでは、どんぐりの実をモチーフにしたイヤリングを着用していたのを思い出されます。

ブローチはゴールドにパールのどんぐりの実が配され、ダイヤモンドが散りばめられたもの。製作元は不明だそうです。

キャサリン妃は、過去にも2回ほどこのブローチを着用する姿が目撃されています。


王立空軍のブローチ

2018年7月10日、英国王立空軍(ロイヤルエアフォース/RAF)100周年の祝典に参加したキャサリン妃は、空軍のブローチを着用していました。

2015年に、キャサリン妃は空軍の名誉航空司令官に任命されています。ダイヤモンドやルビーなどが配された豪華ブローチは、その記念として空軍から贈られたものです。


まとめ

キャサリン妃が着用するブローチには、記念日や家族への思いなど、それぞれに大切な気持ちが込められていることが分かりました。

ブローチを着けることで気持ちを表現したり、相手への思いやりが伝わる。英国王室伝統の、気品あるジュエリーの着け方が伺えるようですね。

キャサリン妃のリーフブローチのお話は、こちらの記事をどうぞ↓

キャサリン妃も着用!海外のセレブやストリートファッションに習うブローチの着け方