ルイ・ヴィトンのハイジュエリーコレクション「Awakened Hands, Awakened Minds」から第2弾が発表されました。
新たなコレクションは、19世紀の産業的発展とサヴォアフェール(匠の技)を反映する、素晴らしい創造性を再解釈したもの。
19世紀フランスにおける飛躍的な文化からインスピレーションを得た、ルイ・ヴィトンのハイジュエリーコレクション「Awakened Hands, Awakened Minds」。
ルイ・ヴィトンのウォッチ&ファインジュエリー部門のアーティスティック・ディレクター、フランチェスカ・アムフィティアトロフ氏による、フランスの美意識を理解したコレクションです。
当時の卓越したクラフツマンシップと機械化の発展を解釈するとともに、過去とは異なる素材や技法、フォルムを用いた芸術的な作品の数々。
コレクションは7つのテーマに分類され、イエローダイヤモンドや希少なカラーストーンを配した50点の優美なピースを展開しています。
Elegance(エレガンス)
ホワイトゴールドの格子モチーフに、LV モノグラムスターカットダイヤモンドをセッティングした、幾何学的なフォルムのヘッドバンド。
伝統的な技術と19世紀の発明への敬意が融合した、デリケートでフェミニンなデザインです。
ブレスレットは、ダイヤモンドを連ねたチェーンがルイ・ヴィトンを象徴する「V」ラインを描き、指に着けるリングへと伸びています。
Dynamisme(ディナミズム)
19世紀の近代的な集産主義をイメージしたネックレスです。
リンクを配列した細工により、動きを感じさせる立体的なフォルム。ダイナミックな力を感じさせる、構築的なデザインです。
ダイヤモンドが角度を付けてイエローゴールドにセッティングされ、それぞれがメゾンを象徴する「V」を描いているように見えます。
ドミノのように並ぶV字を見つめていると、2つの1.59カラットのLV モノグラムスターカットダイヤモンドを発見できるという視覚効果も。
ネックレスのほか、ブレスレット、イヤリング、リングも展開しています。
Splendeur(スプランドゥール)
19世紀のフランス王室の調度品に用いられた、フラワーモチーフからインスパイアされたネックレス。
フランスの歴史への敬意を表するとともに、ルイ・ヴィトンのアイコンであるモノグラムフラワーを再解釈したものです。
モノグラムフラワーの花びらは、交互に配したプラチナとイエローゴールドの模様に、ダイヤモンドのピンをセッティング。センターにはモザンビーク産の大きなルビーが輝いています。
ペンダントは繊細な透かし細工模様を施し、中央にモノグラムフラワーを配しています。
ゴールドとダイヤモンドのチェーンはもうひとつのモノグラムフラワーに支えられ、上品でラグジュアリー感ある佇まい。
モチーフとチェーンにあしらったルビーもすべてモザンビーク産で、合計8.69カラットという贅沢な煌めきを放っています。
GRAVITE(グラヴィテ)
フランスの物理学者ミシェル・フーコーが提示した、科学的精密性と不可視性に対する概念を表現したネックレスです。
重力や振り子を思わせるデザインは、並列と速度の相互作用がもたらす調和を表現したもの。
ホワイトゴールドに異なるカットとセッティングのダイヤモンドが美しく並び、V字型のネックレスが曲線のラインにシャープな印象を加えています。
2連のネックレスには、4.38カラットと2.13カラット、Vラインのネックレスには6.48カラットのカシミール産サファイアが配されています。
このほか、27.20カラットのサファイアを配した3連チョーカーや、リングとブレスレットも発表しています。
Phenomenal(フェノメナル)
フランスの磁器に施された格子細工や、カラフルなレイヤー、装飾からインスパイアされたネックレス。
ルイ・ヴィトンのイコノグラフィーを取り入れるとともに、アムフィテアトロフ氏の代表的な幾何学的アプローチが表現されています。
ネックレスの曲線的な模様は、バゲットカットのダイヤモンドを配したパーツとダイヤモンドを配したリング、ゴールドを織物のように組み合わせたもの。
そうして完成した作品は、ルイ・ヴィトンを象徴する「V」ラインを描いています。
ネックレスのセンターに配されたのは、LV モノグラムスターカットダイヤモンド。その下では、7.44カラットのコロンビア産エメラルドが美しく煌めいています。
メゾンのハイジュエリーコレクションには、メンズのカプセル・コレクションが新たに加わりました。
「フェノメナル」では綿密なクラフツマンシップによる、エレガントなコンパスを発表。
ダイヤモンドがフレームを象り、4.55カラットのツァボライト(グリーンガーネット)がチェーントップで輝きます。
Vision(ヴィジョン)
19世紀における機械化と、産業の到来と発展からインスピレーションを得たネックレス。
イエローゴールドとプラチナ、ダイヤモンドをビス(鋲)で連結することで、産業革命中に流行した貴金属と宝石、鉄道の機械化を表現しています。
ネックレスの上下には、ダイヤモンドを配したV字のパターンとビスが交互にセッティングされ、中央にはバゲットカットのダイヤモンドを連ねた、緻密なデザイン。
センターで輝くのは、オクタゴナル・ステップカットが施された、50.01カラットのスリランカ産イエローサファイアです。
その下には、3.07カラットのLV モノグラムスターカットダイヤモンドが、優美な煌めきを放っています。
Victoire(ヴィクトワール)
パリのランドマーク、エッフェル塔の建築技術へのオマージュを捧げるハイカラーネックレス。
エッフェル塔をイメージさせる幾何学的なパターンが、フロントでルイ・ヴィトンを象徴する「V」シェイプへと繋がります。
センターに配されたのは、10.04カラットと3.19カラットのLV モノグラムスターカットダイヤモンド。ともに透明度がIF、カラーがDの最高品質です。
異なるパターンをレイヤーにしたネックレスにはイエローダイヤモンドがあしらわれ、エッフェル塔の建築に込められた情熱を伝えているかのよう。
「ヴィクトワール」では、3.98カラットのイエローダイヤモンドを配したブレスレットと、2.56カラットのイエローダイヤモンドをドロップしたイヤリングも発表しています。
最後に
フランスの歴史的遺産を反映するとともに、メゾンの卓越した技術と芸術性の魅力を引き出したハイジュエリーコレクション。
美しいデザインのジュエリーはすべて精緻な手作業で丁寧に施され、完成までに長い時間が費やされたそうです。
卓越した技術によって誕生したコレクションの第2弾。フランスの美を追求した、どれも素晴らしい作品です。