イギリスの宝飾店「グラフ」がパリ・オートクチュール・コレクションで、ハイジュエリーコレクションの新作を発表しました。
「ギフト・オブ・ラブ」と名付けられた新作は、愛を象徴するスパロウをモチーフにした豪華なネックレス。
合計125カラットのダイヤモンドが配され、センターには13カラット超のイエローダイヤモンドが輝いています。
ダイヤモンドを扱うハイジュエラー「グラフ」
ロンドンの高級ショッピング街ニューボンドストリートに本店がある、イギリスの老舗宝飾店「グラフ(Graff)」。
1960年に創業以来、最高品質のダイヤモンドを取り扱うハイジュエラーとして、世界の王侯貴族や大富豪などが顧客に名を連ねてきました。
創業者でメゾンの会長を務めるローレンス・グラフ氏は、ダイヤモンドに魅せられた人物。素晴らしいダイヤモンドジュエリーを世に送り出し、「21世紀のキング・オブ・ダイヤモンド」と呼ばれたほどです。
「グラフ」は現在、世界各国で60店舗余りを展開しています。
ハイジュエリーの新作は「愛の贈り物」がテーマ
フランスの首都パリで1月27日から31日(現地時間)まで開催中の「パリ・オートクチュール・コレクション」では、「グラフ」がハイジュエリーコレクションの新作「ギフト・オブ・ラブ」を発表しました。
作品は、2羽のスパロウ(雀)をモチーフにした豪華なネックレスです。
スパロウは愛や絆、希望を象徴するといわれ、ギリシャ神話では愛と美の神アフロディーテに捧げられた神聖な鳥とされています。
ネックレスは全体に合計125カラットのダイヤモンドをあしらった、極上の輝きを放つものです。
イエローダイヤモンドを贈るスパロウ
スパロウのモチーフにはブルーサファイアの瞳とオニキスのくちばしが配され、2羽が仲良く対話をするように向かい合っています。
羽根を広げるスパロウに向かって、もう1羽のスパロウが「ギフト・オブ・ラブ(愛の贈り物)」であるイエローダイヤモンドをプレゼントしている、愛らしい姿が表現されています。
ペアシェイプのイエローダイヤモンドは13.51カラット。グレードはファンシーカラーダイヤモンドの中でも希少で、強力で彩度の高い「ファンシー・インテンス・イエロー」です。
最高品質のダイヤモンドを匠の技でカット・セッティング
スパロウの羽根から伸びるネックレス部分には、カスタムカットされたバゲットカットのダイヤモンドが美しく配されています。
鳥の羽を思わせる、自然で躍動感のあるフォルムをしています。
グラフによって選び抜かれた最高品質のダイヤモンドは、メゾンの熟練職人による匠の技によってカット・研磨が施され、ホワイトゴールドの枠に丁寧にセッティングされました。
「6000時間以上を費やしたマスターピース」とフランソワ・グラフ氏
グラフの最高経営責任者(CEO)フランソワ・グラフ氏によると、ネックレスは3年にわたり、熟練職人が6000時間(250日に相当)を費やして完成したマスターピースだそうです。
フランソワ氏は「世界で最も素晴らしいジュエリーをクリエイトし続けるという、私たちの揺るぎない情熱と信念を体現しています」と述べ、こう続けています。
「細部に至るまで精巧に制作されたこのジュエリーは真のアートピースと言える傑作であり、卓越した美しさはもちろんのこと、驚くほどの生命力とエネルギーに満ち溢れています。
グラフのデザインディレクター、アンヌ=エヴァ・ジェフロワ氏はネックレスのモチーフについて、このように説明しています。
「この作品では、互いに愛情を持ってコミュニケーションを交わす2羽のスパロウの姿をご覧いただけるでしょう。」
「今回私たちは、作品を通し2羽の感情や関係性、そして愛を伝える瞬間を表現しようと試みました。」
「グラフがこれまで手がけてきた鳥をモチーフにしたハイジュエリーと同様に、私たちは自然が生み出したこの壮麗な生命たちが互いを想う感情の深さをとらえ、その瞬間の輝きをジュエリーで表現することに挑戦し続けています。」
【お問い合わせ】
グラフダイヤモンズジャパン クライアントサービス 0120-663-687
画像出展元:Graff/Instagram、Graff