現地時間2月28日に開催したSAGアワード授賞式で、レディー・ガガがティファニーのネックレスをつけてレッドカーペットに登場しました。
ティファニーの伝説デザイナ―、シュランバーゼによる、豪華なネックレスについての詳細をお伝えしていきます。
白いドレスに合わせたネックレス
米ロサンゼルスのバーカー・ハンガーで開催したSAGアワード授賞式では、リドリー・スコット監督の映画『ハウス・オブ・グッチ』で主演女優賞にノミネートされたレディー・ガガが出席しました。
会場のレッドカーペットに現れたガガは、「アルマーニ・プリヴェ」の白いドレスをまとい、「ティファニー」による豪華なジュエリーを合わせていました。
彼女の首元で輝いていたのは、「ティファニー」の2022年ブルーブック・コレクションによる、花と葉をモチーフにした「The Flowers and Leaves necklace(フラワーズ・アンド・リーヴズ・ネックレス)」です。
オリジナルは1958年、同社の伝説デザイナーとして知られる、ジャン・シュランバーゼのデザインによるものです。
シュランバーゼとは
フランス出身のシュランバーゼは、渡米後にニューヨークで自身のサロンを設立。1956年にティファニー社にデザイナーとして雇われました。
独創的なデザインがセンセーションを巻き起こし、彼の独創的な作品はジャクリーン・ケネディやエリザベス・テイラーをはじめ、多くのセレブや著名人たちに愛されました。
1950年代から70年代にかけて大活躍したシュランバーゼは70年代後半に引退し、87年に他界しました。しかしその後も、彼が残した膨大なスケッチのアーカイブによる、ジュエリー制作が継続されています。
シュランバーゼの作品は、花や植物、生き物など自然界から着想を得たモチーフに、色とりどりのカラーストーンを配した華やかなデザインが特徴的でした。
ガガがつけたネックレスの魅力
今回レディー・ガガがつけたネックレスは、さまざまなフォルムの花を連ねた、立体的な作品です。
プラチナジュエリーが主流だった当時、シュランバーゼはプラチナとゴールドを組み合わせた芸術的な作品を誕生させました。
ツタのモチーフにはゴールドを使用し、自然に伸びているような有機的な雰囲気を出しています。
モチーフには、合計32.45カラットもある14個の大きなダイヤモンドと、合計30.98カラットになる1045個の小さなダイヤモンドが配されています。
芸術的な美しさに溢れたネックレスは、『ハウス・オブ・グッチ』の主演女優賞にノミネートされたガガにぴったりの作品のように思えます。