英ベアトリス王女の婚約指輪は何カラット?推定価格は?


英時間17日にウィンザーの教会で極秘挙式を行った、英ベアトリス王女。2019年9月にエドアルド・マペッリ・モッツィさんとの婚約を正式発表した際に、左手薬指に大きな婚約指輪が輝いていました。王女の婚約指輪のサイズとデザイン、推定価値などの詳細をお伝えしたいと思います。

写真:Princess Eugenie/Instagram

ベアトリス王女と不動産開発業者のエドアルドさんは、今年5月29日に結婚式を行う予定でしたが、ロックダウンの影響で中止となっていました。ロックダウン緩和となり、17日にエリザベス女王を含む近親者20人ほどを招いた、プライベートな結婚式が執り行われました。


エドアルドさんは今年9月、滞在先のイタリアで王女にプロポーズしました。その際に贈ったのが、イギリスのジュエラー「ショーン・リーン(Shaun Leane)」の婚約指輪です。指輪はリーンさんとエドアルドさんの2人の共同デザインによるもの。リーンさんは「オーダーメイドとは、デザイナーとコレクターの記憶や感情を融合したものであるべきです」と語っています。

ベアトリス王女のために制作された婚約指輪はプラチナ製で、センターに3.5カラットのラウンドブリリアントカットダイヤモンドが配されたものです。両サイドにはラウンドシェイプのダイヤモンドが2石ずつ、そしてテーパードバゲットカットのダイヤモンドが1石ずつ配されています。その下に続くアームには、メレダイヤモンドが並んでいます。

Princess Eugenie/Instagram

指輪はアール・デコ調のデザインで、エキスパートによると、推定価格はおよそ7万4千ドル~10万ドル(約790万円~1070万円)だそうです。価格は、センターに配したダイヤモンドの品質によって大きく異なるということです。

キャサリン妃が婚約した際には、ウィリアム王子が母ダイアナ妃から引き継いだサファイアの婚約指輪を受け取りました。ヘンリー王子は、ボツワナ産のダイアモンドの両サイドに母ダイアナ妃から引き継いだダイヤモンドを配した婚約指輪をデザインし、メーガン妃に贈っています。
ベアトリス王女が受け取った婚約指輪は、現在再流行しているアールデコ調のデザインに、クラシカルなラウンドブリリアントカットを配したものでした。2020年はアールデコの流行から100周年を記念する年となります。

指輪のデザインをコラボしたリーンさんは「ベアトリス王女の婚約指輪をデザインするため、エドアルドと一緒に仕事が出来たこと、そして2人の特別な瞬間に関わることが出来たことを大変光栄に思っています」と話しています。

「オーダーメイドでは、エドアルドとデザインを想像することからリングの制作に至るまでの、素晴らしい過程を体験しました。エドアルドとベアトリス王女の個性をデザインに取り入れることが出来たのです。だからこそ、2人の愛と人生の絡み合いを象徴した、個性的な指輪が完成したのです。」