
7月の誕生石はルビーとして知られていますが、実はほかの宝石も選ばれているのをご存じでしょうか。
古代の時代から現代に至るまでには、国や時代によってさまざまな宝石が7月の誕生石に選ばれてきました。
誕生石の歴史を追いながら、現在7月の誕生石とされているルビーと、それ以外の宝石カーネリアン、インカローズ、オニキスについての詳細をご紹介していきます。
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7月の誕生石の歴史

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インドのアーユルヴェーダ
紀元前1500年頃の古代インドでは、伝統医学アーユルヴェーダに基づいた誕生石が選定されていました。
アーユルヴェーダでは宇宙からのパワーを引き寄せると信じられていた宝石を用いた、クリスタル・セラピーが行われていました。
当時の古代インドでは、7月の誕生石にはルビーが選ばれていました。
チベットの神秘主義
古代のチベットでは宝石は神秘的な力を持つと信じられていました。
こちらでも、7月の誕生石はルビーが選ばれています。
アラビア
アラブの国では、古代の時代から宝石は魔よけなどの力があると信じられていました。
7月の誕生石にはカーネリアンが選ばれていました。
古代ヘブライ
旧約聖書に記述されている大司祭アーロンの胸当てに配された12の宝石を参考に、誕生石が選定されました。
7月の誕生石には、オニキスが選ばれています。
ヒンドゥー教
古代インドのバラモン教とインド民間信仰が融合した宗教です。
その昔、ダイヤモンドやルビー、サファイアなどは、神に捧げる神聖な宝石とされていました。
7月の誕生石には、サファイアが選定されています。
イタリア
イタリアでは、オニキスが7月の誕生石に選ばれています。
ポーランド
18世紀に多くのユダヤ人がポーランドに移住し、誕生石の習慣が広がりました。ユダヤ人は古くから宝石に関心があり、宝石取引業やカット職人を職業とする人が多くいました。
ポーランドでは、7月の誕生石にはルビーが選定されています。
ローマ
ギリシャ・ローマ時代には、宝石は悪夢を払ったり身を守る護符として大切にされていました。
ローマでは、7月の誕生石にはオニキスが選ばれています。
ロシア
ロシアの皇帝時代には、宝石は王族のみが着用できるものと決められていました。
ロシアでは、7月の誕生石にルビーとサードニクスが選ばれています。
15世紀からの伝統
これまでの歴史と伝統をふまえたうえで、誕生石が選ばれるようになりました。
7月の誕生石には、ルビーが選ばれています。
アメリカ~現代
世界中での誕生石を統一するため、米国ジュエラー協会が1912年に誕生石を選定します。
7月の誕生石にはルビーが正式に選ばれて、現在も定着しています。
7月の誕生石に込められた意味

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人類の長い歴史の上では、国や時代によってそれぞれ異なる誕生石が選定されています。
前の項目でご紹介したように、7月の誕生石にはルビーのほか、カーネリアン、オニキス、サードニクス、サファイアなどが選ばれてきました。
現在では、7月の誕生石としてルビーが代表的ですが、それ以外にもインカローズ(ロードクロサイト)、カーネリアンが選ばれています。
以下では、7月の誕生石とされる宝石の特徴や石言葉、まつわる話などをご紹介していきます。
ルビー

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ルビーの石言葉は「純愛、情熱、自由、勇気」です。
古代の時代から勝利をもたらす石と信じられ、災いや危険から身を守る護符とされてきました。モース硬度が9とダイヤモンドの次に硬く、美しいジュエリーに加工して王族に捧げられました。
困難を乗り越えて勝利をもたらし、権力や財力を与えると信じられていたことから、国家の王が護符として着用していたと伝わります。
ルビーに込められた意味
- ラテン語で赤色という意味の「ruber」を名前の由来とし、燃える情熱を表現するような赤色は愛を称えるものとして重宝されてきました。
- ルビーの真っ赤な色は古来から「若さを与える」「不老不死の力を与える」などと信じられてきました。
- 赤色の発色によって「ピジョンブラッド(鳩の血)」「ビーフブラッド(牛の血)」「チェリーピンク」と呼ばれる種類があります。血の色に例えられるほど活力のあるレッドは、人々の活力を与えると信じられてきました。
カーネリアン
カーネリアンの石言葉は「勇気、落ち着き、友情、喜び」などです。
古代エジプトでは「幸運を呼び寄せる石」と信じられており、「勝利を導く石」として戦士らが護符として身に着けていたと伝わります。
イスラム教では「悟りの石」と呼ばれるなど、古来からお守りや装飾品として人々に愛されてきました。
カーネリアンはクォーツに属するカルセドニーの一種で、赤色、褐色、オレンジ色をしています。
カーネリアンに込められた意味
- カーネリアンという名前はラテン語の「carnis(肉)」もしくは「carneolus(新鮮)」が由来であると伝わります。明るい赤色がエネルギーを与え、積極性を与えてくれると信じられてきました。
- 持つ人の集中力や判断力を高め、試験や仕事で能力を発揮できるよう導いてくれるといわれています。
- 半透明で落ち着いた光沢があり、見る人に平穏心を取り戻させるといわれます。
インカローズ(ロードクロサイト)
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インカローズの石言葉は「情熱的な愛、幸福な結婚、富」などです。
バラの花びらのようなピンク色をした宝石は、13世紀にインカ帝国が繁栄した南米アルゼンチンで発見されました。
当時インカ帝国の人々は、インカローズはかつての王や女王の血が宝石になったものだと信じていたと伝わります。
正式な鉱物名は「ロードクロサイト」と言い、ピンクと白の縞模様が現れるものだけをインカローズと呼んでいます。
インカローズに込められた意味
- インカローズという名前には、最初に発見されたインカ帝国と、鉱物ロードクロサイトが持つ「バラ色」という意味を足した、「インカのバラ」という思いが込められています。
- バラの花びらのようなピンク色は、持つ人に勇気を与え、前向きになる手助けをしてくれるといわれています。
- キャンディのような明るい色合いが情熱を引き起こし、恋愛に対しても積極になれるように導いてくれるといわれています。

オニキス

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あまり一般的ではないかもしれませんが、オニキスは古代ヘブライやローマで7月の誕生石に選定されていました。
オニキスの石言葉は「夫婦の幸福、秘密、成功」などです。
黒い色をしたオニキスは邪気を取り払う石とされ、インドの修行僧などがお守りに着けていたこともあったそうです。キリスト教では守護石とされ、ロザリオの素材に用いられました。
黒い色が不吉であると信じられたヨーロッパでは、オニキスを魔女の石と呼んでいた時代もあったそうです。
オニキスはクォーツに属するカルセドニーの一種、アゲート(めのう)の中で黒色をしたものです。
オニキスに込められた意味
黒い色をしたオニキスは邪気を取り払う石とされ、インドの修行僧などがお守りに着けていたこともあったそうです。キリスト教では守護石とされ、ロザリオの素材に用いられました。
黒い色が不吉であると信じられたヨーロッパでは、オニキスを魔女の石と呼んでいた時代もあったそうです。
オニキスはクォーツに属するカルセドニーの一種、アゲート(めのう)の中で黒色をしたものです。
オニキスに込められた意味
- オニキス(Onyx)という名前はギリシア語の「Onyxis(爪)」を由来とします。表面にある白いラインが爪のように見えたことが理由ですが、現在は漆黒のメノウだけをオニキスと呼びます。黒いオニキスは、古来から魔よけや邪気を払う力があるといわれてきました。
- 力強い黒色は忍耐力や強い意志を養うとされ、将来の成功を象徴すると信じられてきました。
- 自分自身の中にある誘惑を断ち切る努力を養うとされ、目標達成のお守りになるともいわれます。
まとめ

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7月の誕生石はルビーが選ばれていますが、歴史上ではカーネリアン、オニキス、サードニクス、サファイアなども選ばれてきました。
ルビー以外の宝石は、ルビーは持っているから別の宝石も欲しい方や、赤いルビーが苦手な男性にもおススメです。ファンシーカラーサファイアなら色の選択肢も豊富ですよ。
7月の誕生日プレゼントやご自分へのご褒美にとお考えでしたら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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