ロンドンの流行発信地でお洒落なエリアとして有名なコベントガーデンに、ティファニーの「スタイルスタジオ」がオープンしました。2019年半ばまでの期間限定で、「自分だけのスタイルの創造」をコンセプトとしています。


ティファニー香水が自販機で


ティファニー・ブルーで装飾された店内にはブルーボックスが棚に積み上げられ、ジュエリーからステーショナリー、ギフトアイテムなど多彩なラインナップがショーケースに並んでいます。

驚いたのは、ティファニーの香水が自販機で販売されていることです。カウンターと椅子が用意されているカスタムメイドのスペースなどもあり、スタジオ内はクリエイティビティや遊び心をくすぐる仕掛けでいっぱいなのです。

店内奥には大きなスクリーンがあり、その前は座ってくつろげるスペースが設けられていました。ショッピングで疲れたときや、彼女が買い物を楽しんでいる間にひと休み出来ていいなと思ったのですが、何とその場所はイベントスペースなのだそうです。

このスペースでは「ティファニーで朝食を」をテーマにしたプログラムや、新進デザイナーによるアートの展示、さらに世界トップクラスのヘアスタイリストによるスタイリングセッションなどが開催されるそうです。オープン期間中にはアイスクリーム販売も予定しているのだとか。

カジュアルな雰囲気の店内


ボンドストリートにあるロンドン本店とは違って、家族や友達同士でも気軽に入れるかなりリラックスした雰囲気も特徴的でした。

スタッフのドレスコードも、ほかのティファニーブティックとはひと味違う印象でした。基本は黒色ですが、スタッフそれぞれの個性が引き出されるような自由な着こなしをして良いのだそうです。

さらにティファニーは、スタッフ用にもジュエリーを製作しているのだとか。スタッフが働きながらブランドのジュエリーを個性的に着こなし、来客にその楽しさをアピールするのが目的なのだそうです。

ティファニー・スタジオのスタッフは、とても明るくてフレンドリーな人たちばかりでした。高級宝飾店特有の格式高い雰囲気とは異なり、ジュエリーに触れながら楽しく店内を見て回ることができました。

オリジナル・アイテムが作れる


スタジオ内にある『パーソナライゼーション・バー』では1分以内でカスタムメイドのオリジナルアイテムを製作してもらえます。

このサービスでは、まずお客さんがipadにグラフィックやフォントを入れ、手書きの文字や絵を入れます。

こうしてティファニーのアイテムにオリジナリティを加え、自分だけのティファニーアイテムを持ち帰るという、革新的なアイデアなのだそう。

まとめ


コベントガーデンの地下鉄駅前にあることから、私が訪れた日も大勢の客で賑わっていました。中には子供連れの人もいて、子供たちは店内にあるスクリーンを見ながら楽しそうに過ごしていました。

ボンドストリートの高級な雰囲気とは違い、トレンド発信地のコベントガーデンらしい店構えなので、誰でもふらっと立ち寄れる雰囲気が嬉しいですよね。