ロンドンでは、各地で毎日のようにアンティークマーケットが開催されています。
良質のアンティークジュエリーが販売されており、世界中から多くのバイヤーや観光客が訪れています。
これからロンドンのアンティークマーケットで、アンティークジュエリーを探してみたい方は、場所と開催日、マーケットの様子などをあらかじめ確認した上で、ご自分の求めるアンティークマーケットに訪れるのがおすすめです。
アンティーク・マーケットが開催される場所と地下鉄の最寄り駅、開催日と時間、マーケットの様子などをあらかじめ確認したら、早速お宝探しに出かけてみましょう!
ポートベロー・マーケット (Portobello Market)
最寄り駅:Notting Hill Gate
アンティーク・マーケットは毎週土曜日(午前8時半~午後4時頃)
世界最大級のアンティーク・マーケットで、ジュエリーをはじめ家具や銀製品、玩具やレース、雑貨、古着、食べ物など多くのストールが道路の両側いっぱいに立ち並んでいます。
マーケットは毎日開催されており、土曜日のアンティークの他にも、野菜やファッション、新製品、中古品など、曜日ごとに異なるテーマのストールが出店。
土曜日はアンティーク・ディーラーや観光客、地元からのショッピングに訪れる人達で大変賑わっています。
ジュビリー・マーケット (Jubilee Market)
最寄り駅:Covent Garden
アンティークのマーケットは、毎週月曜日の朝5時から午後5時まで開催。
お洒落なショップやカフェ、レストランなどが建ち並ぶ、コベントガーデンのガーデン・エリアで毎日行われているマーケットです。
アンティークやヴィンテージジュエリーのストールも多く出店しており、ジョージアンからアールデコまでのジュエリーをプロのディーラーが販売しています。
ほかにも、シルバー製品、書籍、陶器などといった幅広いジャンルのアンティーク・ストールが軒を連ね、常に観光客などで賑わっている場所です。
アルフィーズ (Alfies Antique Market)

最寄り駅:Edgeware Road
高級ブティックやケーキ店などが建ち並ぶ、高級住宅街メリルボーン地区のチャーチ・ストリートにある、国内最大の屋内アンティーク・マーケットです。
1976年にオープンした4階建ての建物の中では、多分野のアンティーク・ディーラーが出店しています。
エジプト風アール・デコ様式のファサードを通り抜けて中に入ると、インテリアから雑貨までを扱う、さまざまなアンティーク・ショップがびっしり。
アンティークやヴィンテージ・ジュエリーを扱うショップも多く、屋上のルーフトップカフェではイングリッシュ・ティーを楽しむこともできます。
アルフィーズのあるチャーチ・ストリートは、老舗のアンティーク街として有名。通りには20店舗ほどのアンティーク・ショップが建ち並んでいます。
カムデン・パッセージ (Camden Passage)

最寄り駅:Angel
毎週水曜日(午前7時~午後2時)、土曜日(午前8時~午後4時)。
イズリントン地区にあるトレンディな街エンジェルにある小さな一角で、1950年代から開催されているアンティーク・マーケットです。
アッパー・ストリートから奥に入ったカムデン・パッセージは歩行者専用道路で、隠れ家的存在のアンティーク街です。
アール・ヌーヴォーやアールデコ時代のジュエリーや、20世紀のジュエリー、コスチュームジュエリーなどを扱うお店が多く軒を連ねています。
他にも、ガラスや陶器製品、シルバー、古着などを扱うショップやお洒落なカフェやレストランが建ち並び、上品で落ち着いた雰囲気の中でのんびりと散策ができます。
バーモンジー・マーケット (Bermondsey Market)
11 Bermondsey Square London SE1 3UN
最寄り駅:London Bridge / Bermondsey
アンティーク・マーケットは毎週金曜日午前10時~午後2時まで開催。
イースト・ロンドンのテムズ河近くにあるマーケットです。
スクエアに立ち並ぶアンティーク・ストールでは、ジュエリーをはじめ、食器や家具や雑貨などの掘り出し物が多く出品されています。
この場所に長年ストールを出店しているアンティーク・ディーラーもおり、品質の良さには定評があるようです。
この場所に長年ストールを出店しているアンティーク・ディーラーもおり、品質の良さには定評があるようです。
オールド・スピタルフィールド・マーケット (Old Spitalfields Market)
最寄り駅:Liverpool Street
アンティークは毎週木曜日(午前10時~午後8時)開催。
ロンドンのイーストエンドにある、ヴィクトリア様式の建物内で開催されているマーケット。1638年からマーケットとして利用されてきたという歴史的な場所にあります。
アンティークは木曜のみですが、ほかのマーケットは毎日開催。70店にも及ぶストールが日替わりで出店しています。
流行の発信地であるイーストエンドという場所柄、ファッションからクラフト、レストランなどお洒落なショップが建ち並んでいます。
グレイズ・アンティーク・マーケット (Gray's Antique Market)
最寄り駅:Bond Street
月~金(午前10時~6時)
1977年にオープンした、ロンドンの中心地オックスフォード・ストリート沿いにある屋内のマーケットです。
19世紀に建てられた美しいテラコッタの建物の中には、数多くのアンティーク・ジュエリー店が出店しており、質の高い品を扱っています。
バーリントン・アーケード (Burlington Arcade)
最寄り駅:Piccadilly Circus / Green Park
月~土曜日(午前9時~午後7時半)日曜日(午前11時~午後6時)
1819年に建てられた、アール・ヌーヴォー様式のアーケード。
「ジュエリーをはじめとするファッショナブルな製品を販売する」ためのアーケードとしてオープン、19世紀のヨーロッパを代表するモダンなショッピング街として有名になりました。
アーケード内には高級なアンティークやヴィンテージ・ジュエリー店が軒を連ね、ほかにも高級腕時計や皮革製品、洋服などを扱う店が建ち並んでいます。
ボンド・ストリート (Bond Street)
18世紀から栄えた高級ショッピング街。カルティエやティファニーなど世界有数の宝飾ブランドが建ち並び、高級アンティーク・ジュエリーを扱う店も数多く存在します。
古くからアンティーク・ディーラーとして地位を確立しているショップが多く、創業150年の歴史がある「SJ Phillips」、1849年に設立した翌年にヴィクトリア女王御用達に任命された「Hancocks」などの名門店から、老舗オークションハウスとして有名な「クリスティーズ」や「サザビーズ」などが軒を連ねています。
ハットン・ガーデン (Hatton Garden)
ロンドンのホルボーン地域にある宝石街です。
19世紀からダイヤモンド取引やジュエリー製作が行われてきた場所で、現在は300軒近いジュエリー店や工房、宝石ディーラーなどが集まっています。
1875年創業の「Hirschfelds Ltd.」など、高品質のアンティーク・ジュエリーを扱うショップが存在します。
1875年創業の「Hirschfelds Ltd.」など、高品質のアンティーク・ジュエリーを扱うショップが存在します。
蚤の市、カーブーツセール (Flea Market/Car Boots Sale)
市内や郊外にある広い場所を利用して、毎週日曜日に開催されるフリーマーケットです。
カーブーツセールは主に郊外で開催される、大型蚤の市。野原や公園に車ごと乗り込んで、出店や買い物が楽しめます。
プロのディーラーが出店している場合もあるのですが、一般の人も多く出店しています。
プロのディーラーが出店している場合もあるのですが、一般の人も多く出店しています。
値引き交渉もできるので、思わぬ掘り出し物を、格安で入手できるかもしれませんね。
マーケットストールでディーラーからジュエリーの歴史を聞いたり、値段交渉をするのも買い物の醍醐味。アンティークショッピングでしか味わえない面白さがあるのではないでしょうか。
アンティークを買う際には、ある程度ジュエリーの知識と価値について学んでおいて、賢いショッピングを楽しんでくださいね。
まとめ
ロンドンのアンティーク・ジュエリー市場は、ヨーロッパの中でも最大の規模だと言われています。質が高くさまざまな時代のジュエリーが売買されており、ストールによって個性が異なるのも特徴的です。マーケットストールでディーラーからジュエリーの歴史を聞いたり、値段交渉をするのも買い物の醍醐味。アンティークショッピングでしか味わえない面白さがあるのではないでしょうか。
アンティークを買う際には、ある程度ジュエリーの知識と価値について学んでおいて、賢いショッピングを楽しんでくださいね。